「管理職になって給料は増えたけど、残業代がつかなくなった・・」ということを聞いたことはないだろうか。実際のところ、管理職は得なのか、それとも損なのか?

カネとホンネ調査部では、都市部※に居住する20~59歳の社会人に対してアンケート調査を実施。当該統計では、「残業時間に応じて残業代が支払われる」の258名と、「管理監督者のため、残業の対象外」の45名を対象とした。
※東京、愛知、大阪、福岡

管理監督者の残業時間は1.8倍!

一般従業員(残業時間に応じて残業代が支払われる)の残業時間の月間平均は13.5時間、月給は30.6万円。なお平均年齢は39.9歳であった。

これに対し、管理監督者(管理監督者のため、残業の対象外)の残業時間は24.1時間、月給は51.5万円。平均年齢は45.8歳であった。

結果は下表の通り。まるで計ったかのように残業時間と月給が比例している。管理監督者は一般従業員の1.8倍多く残業し、1.7倍多くの月収を得ていることになる。これは得なのか損なのか・・。他の要素も見てみる必要があるであろう。

調査概要
調査名称:お勤め先における、残業についてのアンケート
調査期間:2023年8月28日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する20~59歳の社会人
調査数 :379名
調査方法:Webアンケート

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