2024年度から徴収の始まる森林環境税。奇しくも2023年度に終了する復興税(復興特別税)と同額で、年間1,000円が課税される。住民税に上乗せされる点も同じだ。国内の森林整備を目的とした税金ではあるが、NHKによると先行して自治体に配布された840億円のうち、395億円が使われないままだという。

1人1000円取られる税金 なのに活用されない!? 森林環境税とは | NHK政治マガジン

この森林環境税について全国のサラリーマン398名に聞いたところ、そもそも森林環境税を知らない人は51.5%であった。肯定的な意見の「環境保護のために必要である」は16.8%、否定的な意見の「復興税をすげ替えている」は30.7%であった。認知度が低いうえに、否定的な意見が多いことが明らかとなった。

本来、2023年度に復興税が終了し、国民の負担が軽減されるところ、使いもしない税金を徴収しているのだから、否定的な意見となるのは当然である。

調査概要
調査名称:税金や社会保険料に対する考えについてのアンケート
調査期間:2023年10月25日
調査対象:全国、20~59歳の給与で生活する男女
調査数 :398名
調査方法:Webアンケート

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