20歳から59歳のサラリーマンに離婚の経験を聞いたところ、結婚したことがある人のうち、24.4%が1回の離婚経験、6.0%が2回以上の離婚経験があると回答した。結婚した3組に1組が離婚しているといわれるが、カネとホンネの調査でも同様の結果となった。
すでに離婚自体は珍しいことではない。重要なのは、離婚したあと幸せなのかどうかであろう。次に、結婚や離婚をした人が、現在幸せを感じているかどうかみてみよう。
離婚後の生活は、天国か地獄のどちらか!?
結婚・離婚と恋人の有無別に、日常生活全般に満足しているかどうかを聞いた。回答は「とても満足」から「とても不満」までの6段階。積極的な満足をあらわす「とても満足」「満足」を幸せであるとみなした。
もっとも幸せを感じているのは、離婚経験があり現在は結婚している層で、逆にもっとも幸せを感じていないのは、離婚経験があり現在は恋人のいない層であった。離婚はその人を天国にも地獄にも連れていくようだ。ひょっとすると、もともと感受性の強い人が離婚を選択しているのかもしれないが、離婚経験が現在の幸せに影響していることは確かである。
また、離婚経験にかかわらず、結婚している⇒恋人がいる⇒恋人はいない、の順に幸せを感じる割合が減っている。パートナーの存在が、その人の幸せを左右しているようだ。
令和日本における、幸せの法則は「恋人を作り、結婚する。もし離婚してもへこたれない」であった。
調査概要
調査名称:日常生活における満足度についてのアンケート
調査期間:2024年3月27日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20歳~59歳の会社員男女
調査数 :1,112名(うち結婚経験者599名)
調査方法:Webアンケート