2024年2月現在、またメディアがこぞって新型コロナの感染者数を報道し始めた。第10波だというが、いつまで “新型” なのか冷ややかな目で見届けてやろうと思う。

それはさておき、20代から60代のサラリーマンを対象に、風邪をひきやすいなど免疫機能に不調を感じるか聞いたところ、男性の20.7%、女性の26.2%がなんらかの不調を感じると回答した。女性のほうがやや割合が多いが、全体的には多くはないようだ。年齢にともなう傾向もみられなかった。

免疫力をあげるには体力が必要であろう。ということで、続いて心肺機能をみてみよう。

心肺機能も年齢にともなうものでない

動機や息切れがするなど、心肺機能に不調を感じるか聞いたところ、男性の18.4%、女性の23.2%がなんらかの不調を感じると回答した。20代の男性が充実していることを除けば、年齢にともなう傾向はそれほどみられない。また免疫機能と同様に、全体的な割合も多くないと言えるだろう。

50代、60代で若々しい人は増えており、本調査からも健康寿命が確実に延びていることが裏付けられる。

しかし、病気にかかりやすいであろう約2割の人(免疫機能が不調)は、どうすれば良いのだろうか。次に免疫機能と心肺機能の関連をみてみよう。

病気に勝つには体力を

自明のことではあろうが、心肺機能と免疫機能は関連している。心肺機能の不調と、免疫機能の不調をかけ合わせたところ強い相関がみられた。なお、「かなり不調を感じる」層はサンプルサイズが小さいため参考値とする。

心肺機能に「特に不調はない」層の85.2%は、免疫機能にも不調はない。一方で、心肺機能に「やや不調を感じる」層の50%は免疫機能にも何かしら不調を感じており、心肺機能に「不調を感じる」層の67.8%は免疫機能にも不調を感じている。

要するに、心肺機能が充実していれば、免疫機能も充実する。つまり、病気になりにくい身体には、体力が必要だということだ。

最後に、体力をつけるにあたってスポーツジム等の利用が効果的かどうか見てみよう。

スポーツジムで心肺機能は向上しない

スポーツジム等の利用と、心肺機能の不調をかけ合わせたところ、そこに差は見られなかった。スポーツジムを利用しているからと言って、心肺機能が向上するわけではないようだ。正直なところ期待が裏切られてしまった。「スポーツジムで筋力強化を目的としたトレーニングをしていても、心肺機能は向上しない」といったところであろうか。

もちろんスポーツジムを否定するものではない、健やかな生活に筋力は必要だからだ。ただ、本稿のテーマである免疫機能に限れば、スポーツジムでの筋力強化を目的としたトレーニングよりも、ランニングや早歩きによるウォーキングなど有酸素運動を行うことが求められるようだ。

調査概要
調査名称:体の不調についてのアンケート
調査期間:2024年1月16日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20~69歳の会社員男女
調査数 :683名
調査方法:Webアンケート