2023年11月上旬、冬のボーナスの見込み金額を聞いたところ、平均48.4万円(手取り)であった。内訳をみると、未婚者が41.5万円のところ、子を持つ既婚者は52.9万円であった。その差は11.4万円、未婚者のボーナスの27.5%に該当する。

結婚すれば、何かしらのメリットによって、収入が増えることもあるかもしれない。しかし、収入が少ないために結婚していないと考えるのが自然であろう。

なお、年齢がボーナスに影響している可能性も考えられるが、各グループの平均年齢をみると、未婚39.2歳、既婚・子供なし38.8歳、既婚・子供あり36.7歳であり、既婚者の方がやや若い。既婚・未婚の分類において、年齢の影響はないと考えられる。

ボーナスの男女差は15.5万円!

男女の差をみると、男性が55.1万円に対して、女性は39.6万円であった。その差は15.5万円にのぼる。男女の賃金格差については長らく問題視されていることではあるが、ここでは2023年冬のボーナスにおいて、女性は男性の71.9%の金額であることを押さえておきたい。

調査概要
調査名称:冬のボーナスについてのアンケート
調査期間:2023年11月2日~11月3日
調査対象:都市部(※)に居住する、20~59歳の給与で生活する男女
     ※東京、愛知、大阪、福岡
調査数 :328名
調査方法:Webアンケート

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