20代から60代のサラリーマンを対象に、サプリメントを定期的に購入しているか聞いたところ、29.6%が購入していると回答した。毎月の購入費用は平均で3,372円、中央値は2,000円であった。

続いて、年齢ごとの購入傾向をみてみよう。

更年期にサプリを利用?

年代ごとにみると、50代の女性がもっとも多く43.5%、次いで40代の女性が37.7%であった。女性の場合は、60代に利用する割合がぐっと減ることから、更年期にともなう不定愁訴が引き金となっている可能性が高い。

一方、男性は40代から60代にかけて利用する割合が増えている。男性のほうが、加齢にともなう不調は継続するようだ。

20代から60代まで、ほぼすべての世代が利用しているサプリメント。いったい購入費用はどうなっているのだろうか。

費用は1,000円台が主流。10,000円以上も!?

サプリメント購入費用の分布をみると、1,000円台がもっとも多く22.8%、次いで2,000円台が19.8%であった。コンビニやドラッグストアで手軽に購入できるサプリメントの価格帯と一致する。上位の価格帯では5,000円台が14.9%、驚くことに10,000円以上が10.4%であった。

所詮、サプリメントは食品以上でも以下でもない。にもかかわらず多くの人が利用しているのは、不調を感じている人がそれだけ多いことを示している。サプリメントの隆盛には、ストレスや運動不足、食生活の偏りなど、現代の病が凝集されているのかもしれない。

調査概要
調査名称:体の不調についてのアンケート
調査期間:2024年1月16日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20~69歳の会社員男女
調査数 :683名
調査方法:Webアンケート

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