既婚のサラリーマン男性1,279名に愛人がいるかどうか聞いたところ、その16.2%が「愛人がいる」と回答した。なお、ここでは妻以外で長期的な男女関係にある人を愛人と定義した。年代別では、30代が23.9%、40代が15.3%、50代が9.9%である。

サラリーマンの夫を持つ奥様にとっては由々しき事態ではないだろうか。特に30代では4人に1人が浮気をしていることになる。

いったい相手はどういう女性なのだろうか。愛人と出会った場所をみてみよう。

愛人との出会いは、「会社や仕事関係」「マッチングアプリ

愛人がいると回答した男性を対象に、愛人とどこで出会ったか聞いたところ、「会社や仕事関係」が50.0%でダントツのトップであった。サラリーマンにとっては、就寝を除けば仕事をしている時間がもっとも長い。そこで特別な関係が生まれることは想像に難くない。

次いで2位は「マッチングアプリ」の19.8%であった。スマホさえあれば愛人が出来てしまう時代。愛人が欲しいと思う人にとっては便利であるが、浮気される方にとってはとんでもないことである。

意外にも、「スナックやキャバクラ」は6.4%と少なかった。男女が出会う場所ではあるが、女性にとっては仕事であり、仲睦まじくみえても所詮疑似的な恋愛だからであろう。夫が外に飲みに出歩くのはむしろ安全、愛人は仕事先やスマホの中に潜んでいるようだ。

愛人がいる人は年収が高い

続いて、年収(額面)を聞いたところ、平均は690万円であった。年代別では30代が657万円、40代が683万円、50代が775万円である。厚生労働省の統計によると、年収はそれぞれ、530万円、620万円、673万円であり、すべての年代で統計の年収を上回った。30代においては統計の1.24倍である。

令和4年賃金構造基本統計調査

愛人との出会いの多くが「会社や仕事関係」であることを踏まえると、年収が高い課長等の役職者で、金銭的にも余裕のあるサラリーマン男性が愛人を作っているのであろう。精力的に仕事をこなしているが、愛欲にも抜け目のない上司の顔が浮かんでこないだろうか。

調査概要
調査名称:愛人についてのアンケート
調査期間:2023年12月27日~12月28日
調査対象:全国、30~59歳で既婚の会社員男性
調査数 :1,279名、うち「愛人がいる」は202名
調査方法:Webアンケート
※本調査では、妻以外で長期的な男女関係にある人を愛人と定義した

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