20代から60代のサラリーマンを対象に、病院やクリニックで定期的に治療しているか聞いたところ、33.7%が治療していると回答した。毎月の治療費用は平均で5,428円、中央値は3,000円であった。

費用の分布はどうなっているのだろうか。少し詳細を見てみよう。

費用負担は二極化

治療にかかる費用の分布をみると、2,000円~3,999円がもっとも多く30.0%を占める一方、10,000円以上が16.9%であった。毎月高額な治療代がかかるのは相当な負担であろう。少なくない人が多大な負担を強いられている現実を知り、将来に備えて生活習慣には気を付けておきたいところだ。

次に、年齢にともなう変化をみてみよう。

60代では約半数が治療している

年代ごとにみると、男性は20代から40代はほとんど変わりがないが、50代から60代にかけて急激に割合を増やしている。女性は20代から40代にかけてやや割合を減らしているが、男性同様、50代から60代には割合を増やしている。本調査は60代までだが、おそらく70代以降も治療にかかる割合は増えていくだろう。

増えるいっぽうの医療費

加齢とともに治療にかかる割合は増えていく。さらに、日本では高齢化が進んでおり、治療費の総額も増えるいっぽうだ。社会問題を一気に解決する魔法の杖は存在しないが、カネとホンネの以下記事で考察したように、費用負担のあり方を真剣に考える時期がきているのは間違いないようだ。

市販薬の定期購入は26.5%、処方箋からのシフトは可能か?

市販薬の市場は7,954億円だが、医療用医薬品(処方箋が必要な薬)の市場規模はケタ違いだ。その額は11兆6,758億円。そのほとんど(窓口負担は3割、後期高齢者は1~2割)が医療保険から拠出されている。いざという時のための保険が、慢性的に浪費されてはいないだろうか。

調査概要
調査名称:体の不調についてのアンケート
調査期間:2024年1月16日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20~69歳の会社員男女
調査数 :683名
調査方法:Webアンケート

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