塾や参考書等にかかる中学の教育費用は、平均で19,351円。毎月の費用であることを考えると決して安くはない。世帯年収ごとにみてみると、基本的には年収が上がるにつれて教育費用も上がっていくが、興味深いことに、600~799万円の世帯で明らかに教育費用が下がっている。今回の調査は教育に関係する設問が中心のため、その理由を明らかにできないが、やや余裕がありそうな世帯年収であることが災いして、無理して住宅ローンを組んでいる可能性がある。あらためて別の機会に調査したい。

いくらまで教育費用をかけられるのか?

実際の教育費用19,351円に対し、いくらまで費用をかけて良いかを聞いたところ、平均で25,853円の回答であった。すでに許容範囲の74.9%まで費用をかけている計算になる。日本の親御は教育に熱心で、大変な努力をしている様子である。

調査は中学生の子供を持つ40代の親291名に対して実施、子供の学年は1年が32.6%、2年が36.1%、3年が31.3%の割合であった。

調査概要
調査名称:中学生の教育にかかる費用ついてのアンケート
調査期間:2023年9月19日~9月20日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住、中学生の子供がいる40代の男女
調査数 :291名
調査方法:Webアンケート

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