中学生が塾に通っている割合は58.8%。なんと半数以上の中学生が学校の勉強だけでは不足すると考え、学外でも勉強をしている。学校の種別ごとにみると、私立中学の通塾率が最も低く、48.6%であった。学校での勉強が充実しているためと考えられるが、それでも半数近くが塾に行き勉強している。入試のある中高一貫などの国公立中学は81.3%と突出していた。もともと勉強に対する意識が高いうえに、私立中学と比べて学費が安く、塾などに費用をかける余裕があるためであろう。

塾に行くと成績は上がるのか?

成績を上げたいのであれば塾には行くべきである。塾通いで成績が上がった割合は41.5%、反対に下がったのは7.0%であった。半数の51.5%が変わらないと回答したが、学力を維持するのも大切な役割である。学業成績は、かけた時間に比例して結果が得られる数少ない公平な物差しのひとつ。学校だけで期待した成績が得られないのであれば、塾は有力な選択肢である。

調査は中学生の子供を持つ40代の親291名に対して実施、子供の学年は1年が32.6%、2年が36.1%、3年が31.3%の割合であった。

調査概要
調査名称:中学生の教育にかかる費用ついてのアンケート
調査期間:2023年9月19日~9月20日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住、中学生の子供がいる40代の男女
調査数 :291名
調査方法:Webアンケート

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