サラリーマンにとって人生をかけた大きな買い物であるマイホーム。年収に関わらず、その7割以上が35年ローンで購入している。
文字通り人生をかけて購入したマイホームにどのくらい満足しているのだろうか。首都圏に居住するサラリーマンにマイホームの満足度を聞いたところ、100点満点で平均79.8点であった。90点以上だけでも43.4%にのぼり評価は上々である。
しかしこれは、とてつもなく大きな買い物をしたがために、悔いがあっても認められず、無理やり自分を納得させているのではないか。もしそうなら、売却に希望をかけているであろう。
そこで、次にマイホーム売却の意向を聞いた。
マイホームは売らない!
マイホーム売却の意向を聞いたところ、「売却は考えたことがない」がもっとも多く、一戸建ては83.2%、マンションは68.5%であった。実際に売却の相談をしたことがあるのは、一戸建ては4.9%、マンションでも8.7%に過ぎなかった。
つまり、マイホーム購入者は心から満足しており、例えば失業など想定外のことでも起きなければ、売る気もないということである。子どもに資産を残せて良かったと考えている人も少なくないだろう。購入した人の感想を代弁すると「マイホームを購入して幸せ!」なのである。
本調査は首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)のサラリーマン460名に対してWebアンケート形式で実施した。うち、235名がマイホーム購入者、225名が賃貸入居者である。
調査概要
調査名称:現在のお住まいについてのアンケート
調査期間:2023年11月14日~11月15日
調査対象:首都圏(※)に居住する、30~49歳で会社員の既婚男女
※東京、埼玉、千葉、神奈川
調査数 :460名
調査方法:Webアンケート