20~59歳の独身サラリーマン男性にデート費用についての期待を聞いたところ、「おごりたい」が34.7%、「おごらないまでも、多めに出したい」が45.3%であった。デート費用を多く負担すると回答した男性が80.0%を占めた。なお、「割り勘にしたい」は17.1%であった。

さらに、年代別にみると、50代では「おごりたい」が50.6%と半数以上であり、割り勘派の多い20代でも、「おごりたい」「多めに出したい」が73.2%となった。

次に、サラリーマン男性がそのように考える理由をみてみよう。

「おごりたい」けど、対等でありたい?

デート費用をおごりたいかどうかの理由を複数回答で聞いたところ、トップは「男性が多く支出するべき」39.9%、次いで「交際は対等でありたい」34.7%であった。

「おごりたい」「多めに出したい」と考える男性が8割のため、トップの理由「男性が多く負担するべき」は理解できる。しかし、「交際は対等でありたい」が多いのはどういうことだろうか。デート費用を負担することは対等な交際の条件ではない、と考えることもできるが、交際を演出する重要な要素なので、そうではないだろう。むしろデート費用は要素の一つであり、その他の要素を女性が担うことでバランスをとるのであろう。それは、美しく着飾ってデートに行くことかもしれないし、男性からの肉体的な求めに応じることかもしれない。

対等な交際が現在の潮流

年齢ごとにみてみると、20~30代は「交際は対等でありたい」、40~50代は「男性が多く負担するべき」の意見が多いことが分かった。男性が負担するべきという考えはやや古い価値観で、対等に交際するべきというのが現在の潮流であろう。ただし、先に述べたように、何をもって対等とするのかは難しく、それぞれのカップルでよく話し合うと良いだろう。

調査概要
調査名称:デートにかける費用についてのアンケート
調査期間:2023年11月14日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20~59歳で会社員の未婚男性
調査数 :404名
調査方法:Webアンケート

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