20代から50代のサラリーマンに、株式等の投資経験について聞いたところ、47.9%が「投資している」と回答。10年以上の投資経験がある人は16.2%、10年未満は31.7%であった。約10年前にNISA(少額投資非課税制度)が開始されて以降、投資人口が大きく拡大している様子が見てとれる。また、投資型の保険商品も増え、老後への備えを目的とした資産運用がスタンダードな時代になってきている。

年代別にみると(次のグラフ)、50代では4人に1人の26.6%が10年以上の投資経験を有していることが分かった。また、20代では「以前投資していた」割合が17.8%と多くなっている一方、「投資している」割合が50.5%と年代別で最多。ビットコイン等の仮想通過への投資経験も含まれると推測できるが、いずれにしろ20代の投資意識の高さが浮き彫りとなった。スマホで手軽に投資を始められる時代になったのも、大きく影響しているだろう。

次に、運用資産の額を見てみよう。

投資は根気、こつこつと。

評価額ベースの運用資産を聞いたところ、その金額はさまざまであった。100万円未満が19.4%であるのに対し、1,500万円以上でも14.0%の割合となる。運用期間によって結果が大きく変わるのであろう。10年以上の投資と、10年未満の投資を比較すると(次のグラフ)、平均値はそれぞれ1,248万円、540万円、中央値はそれぞれ500万円、200万円であった。アリとキリギリスよろしく、こつこつと努力することに勝るものはないようだ。

調査概要
調査名称:資産運用についてのアンケート
調査期間:2023年12月18日
調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20~59歳で会社員の男女
調査数 :505名
調査方法:Webアンケート

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